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会社員、個人事業主、マイクロ法人の手取り比較をします。
Contents
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前提条件
- 年収1,000万円
- 独身(扶養家族なし)
- 東京都在住
- 社会保険は適切に加入
- 経費は必要最小限で計算
パターン1:会社員(年収1,000万円)
収入と控除
給与収入: 1,000万円 給与所得控除: 195万円(上限) 給与所得: 805万円
社会保険料
- 健康保険料:約60万円
- 厚生年金保険料:約68万円
- 雇用保険料:約3万円
- 合計:約131万円
所得税・住民税
課税所得:
- 給与所得:805万円
- 基礎控除:48万円
- 社会保険料控除:131万円
- 課税所得:626万円
所得税:
- 626万円 × 20% – 42.75万円 = 約82.5万円
住民税:
- 626万円 × 10% + 均等割 = 約63万円
手取り計算
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年収 | 1,000万円 |
| 社会保険料 | -131万円 |
| 所得税 | -82.5万円 |
| 住民税 | -63万円 |
| 手取り | 約723.5万円 |
手取り率:72.4%
パターン2:個人事業主(年収1,000万円)
収入と経費
売上: 1,000万円 経費(30%想定): 300万円 事業所得: 700万円
社会保険料
- 国民健康保険料:約100万円(上限)
- 国民年金保険料:約20万円
- 合計:約120万円
青色申告特別控除
青色申告特別控除: 65万円
所得税・住民税
課税所得:
- 事業所得:700万円
- 青色申告特別控除:65万円
- 基礎控除:48万円
- 社会保険料控除:120万円
- 課税所得:467万円
所得税:
- 467万円 × 20% – 42.75万円 = 約50.7万円
住民税:
- 467万円 × 10% + 均等割 = 約47万円
個人事業税:
- (700万円 – 290万円) × 5% = 約20.5万円
手取り計算
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上 | 1,000万円 |
| 経費 | -300万円 |
| 社会保険料 | -120万円 |
| 所得税 | -50.7万円 |
| 住民税 | -47万円 |
| 個人事業税 | -20.5万円 |
| 手取り | 約461.8万円 |
手取り率:46.2%
パターン3:マイクロ法人+個人事業主(合計1,000万円)
最適な配分シミュレーション
個人事業:600万円 法人:400万円 役員報酬:月20万円(年240万円)
【個人事業側】
売上: 600万円 経費(30%): 180万円 事業所得: 420万円
【法人側】
売上: 400万円 経費(25%): 100万円 役員報酬: 240万円 社会保険料(会社負担): 約35万円 法人税引前利益: 25万円 法人税等: 約6万円 税引後利益: 19万円
個人の社会保険料
- 国民健康保険(個人事業分):約80万円
- 国民年金:約20万円
- 厚生年金(役員報酬分):約22万円
- 健康保険(役員報酬分):約14万円
- 合計:約136万円
個人の所得税・住民税
課税所得:
- 事業所得:420万円
- 給与所得:240万円 – 80万円(給与所得控除)= 160万円
- 合計所得:580万円
- 青色申告特別控除:65万円
- 基礎控除:48万円
- 社会保険料控除:136万円
- 課税所得:331万円
所得税:
- 331万円 × 10% – 9.75万円 = 約23.4万円
住民税:
- 331万円 × 10% + 均等割 = 約33.6万円
個人事業税:
- (420万円 – 290万円) × 5% = 約6.5万円
手取り計算
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 個人事業売上 | 600万円 |
| 法人売上 | 400万円 |
| 合計収入 | 1,000万円 |
| 個人事業経費 | -180万円 |
| 法人経費 | -100万円 |
| 社会保険料 | -136万円 |
| 所得税 | -23.4万円 |
| 住民税 | -33.6万円 |
| 個人事業税 | -6.5万円 |
| 法人税等 | -6万円 |
| 個人手取り | 495.5万円 |
| 法人内部留保 | 19万円 |
| 実質手取り | 514.5万円 |
実質手取り率:51.5%
比較結果まとめ
| パターン | 年収 | 手取り | 手取り率 | ランキング |
|---|---|---|---|---|
| 会社員 | 1,000万円 | 723.5万円 | 72.4% | 🥇1位 |
| マイクロ法人+個人 | 1,000万円 | 514.5万円 | 51.5% | 🥈2位 |
| 個人事業のみ | 1,000万円 | 461.8万円 | 46.2% | 🥉3位 |
差額:
- 会社員 vs マイクロ法人:+209万円
- 会社員 vs 個人事業:+261.7万円
- マイクロ法人 vs 個人事業:+52.7万円
なぜ会社員が最も手取りが多いのか?
1. 給与所得控除が大きい
- 会社員:195万円の控除
- 個人事業:経費次第(実費のみ)
2. 社会保険料の会社負担
会社員の場合:
- 会社が半額負担(実質年収は約1,130万円相当)
- 個人負担は約131万円
個人事業の場合:
- 全額自己負担(約120万円)
3. 厚生年金の手厚さ
- 会社員:厚生年金(将来の年金額が多い)
- 個人事業:国民年金のみ(将来の年金額が少ない)
マイクロ法人が有利になるケース
年収2,000万円以上の場合
年収が高くなると、マイクロ法人の方が有利になります。
年収2,000万円の場合:
- 会社員:手取り約1,250万円(62.5%)
- マイクロ法人:手取り約1,350万円(67.5%)
理由:
- 役員報酬を低く抑えて法人に利益を残す
- 法人税率(約23%)が所得税最高税率(45%)より低い
- 所得分散効果
経費が多い場合
経費率50%以上の場合:
- 個人事業・マイクロ法人が有利
- 会社員は経費が認められない
結論
年収1,000万円の場合
会社員が圧倒的に有利
- 手取り:723.5万円
- 会社負担の恩恵が大きい
- 社会保障も手厚い
ただし、フリーランスのメリット
- 自由な働き方
- 経費が使える
- 青色申告特別控除
- 小規模企業共済(年84万円控除)
- iDeCo(年81.6万円控除)
これらを活用すれば、個人事業主でも手取りを増やせます。
年収1,000万円・経費40%・各種控除活用の場合
個人事業主の最適化後:
- 手取り:約520万円(52%)
- 小規模企業共済:84万円(将来戻る)
- 実質:約604万円
それでも会社員の方が有利ですが、差は縮まります。
最終的な推奨
年収1,000万円まで
→ 会社員が最も有利
年収1,500万円
→ マイクロ法人+個人事業
年収2,000万円以上
→ マイクロ法人中心で法人比率を上げる
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